JAPAN WRITING INSTRUMENTS MANUFACTURERS ASSOCIATION
   1830年代にアメリカ人によって考案されました。
   英語では「メカニカル・ぺンシル/MECHANICAL PENCIL」と呼ばれています。
   芯を繰り出す機械じかけの鉛筆という意味です。アメリカで発売された第1号の商品名は「エバーシャープ」(いつもとがっている)というものでした。
   国産の第1号は大正時代初期に誕生しました。考案した人は故早川徳次(はやかわ とくじ)氏で、これに「エバ一・レディー・シャープペンシル」という商品名をつけてヒットさせました。
   これが私たちが「シャープペンシル」と呼ぶようになった由来です。
   シャープペンシルがみなさんのなくてはならない筆記具として普及するようになったのは0.5ミリ芯のノック式シャープペンシルが誕生してからです。
   1960年代に大日本文具株式会社(現在のぺんてる㈱)が黒鉛とプラスチックを混ぜ合わせて作った細くて強いシャープ芯を世界に先駆けて開発しました。
   黒鉛と粘土による鉛筆の芯に比べてシャープ芯の強度は当時でも1.5倍という優れたものでした。画数の多い日本語には0.5ミリ芯が最適なことから多くの人によろこばれました。同時に、芯が細くなったことで「ノック式」という便利な躁リ出し方法も考案され、書きやすさと使いやすさ、そして安価で供給されることによって、シャープペンシルは国民的な筆記具に育ちました。




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