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シャープ芯の種類
   シャープ芯にはおもに0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmといった太さによる種類の他に、HBやBといった芯の濃さによる種類があります。
   太さに関しては、シャープ芯といえば0.5mmの芯径のものが中心になっていますが、手帳に書く場合などの細い線が求められる場合には細めの芯を、逆に速記などで強度を求める場合には太めの芯を、というように、使用目的に応じて使い分けるのが良いでしょう。
   一方、芯の濃さについては、芯の硬さも関係してくるので、筆圧や好みに応じて選ぶのが適当です。
   従来の木軸鉛筆の粘土芯の場合は、芯の硬度を決めるのは黒鉛と粘土の配合割合で決まっています。(黒鉛の割合が多いほど軟らかく、粘土の割合が多いほど硬いです。⇒硬さ試験で鉛筆硬度を用いることが出来るのは、このためです。)
   それに対して、樹脂芯の場合は、芯の硬度により黒鉛の割合は粘土芯ほど大きくは変わりません。
   そこに、粘土芯とは違うノウハウが生きてきているのです。
   一般的に硬度の表示方法としてH(HARD)とB(BLACK)で表示され)、「H」の数が多くなるほど硬くて薄く、「B」の数が増えるほど軟らかくて濃度が濃いことを示しています。
   ですから、HとBの中間の芯は「HARD&BLACK」の頭文字をとって、「HB」となっています。
   「F」はFIRMの略で“しっかりした”という意味です。



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