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鉛筆のできるまで 鉛筆の製造工程リンク
鉛筆の原料
鉛筆と色鉛筆の違い
   鉛筆の芯黒鉛粘土で作られます。黒鉛と粘土の混ぜ合わせる比率でHやBなどの硬度が決まります。
   
色鉛筆の芯は粘土を使わず色を出すための染料顔料と書き味のためのタルクロウ、などを混ぜ合わせます。そのため色鉛筆は焼かずに固めます。

鉛筆と色鉛筆の違いイラスト
   そして出来上がった芯を2枚の板に挟んで1本ずつに切り離して鉛筆はつくられます。

原料と大まかな作り方
鉛筆の芯に使う黒鉛 黒鉛写真
   黒鉛(グラファイトgraphite)は、石墨ともいわれダイヤモンドや石炭の仲間(同素体)として天然に産出します。同じ仲間の石炭とは異なり、層状構造をしていて層間が滑りやすく、これが筆記時の滑らかさを与える要因となっています。
   黒鉛は天然鉱物で、主に中国から輸入しています。
黒鉛
鉛筆の芯に使う粘土
   鉛筆には、主にドイツ産の粘土を使用しています。日本でも粘土は採れますが、鉛筆芯の成形に適した性質があり、比較的低い温度で結晶化が進み、強さ等の物性が向上し、不純物を含まない等の理由から、ドイツ粘土が鉛筆には最適とされています。 インセンスシダー写真
 
鉛筆に使う木
   鉛筆には主に北米産のインセンスシダー(ヒノキ科)が使われています。
   木は自然循環型資源で環境にやさしい材料です。鉛筆に使われる木も植林を行って十分に管理されています。また、鉛筆に使われる木は建築材料として使えない軟質の木ですから、他の用途にはほとんど使われません。
  インセンスシダー
塗装と刻印
   鉛筆軸の塗装は塗り重ねることで湿度の変化から軸の品質を保つ効果があります。19世紀に入り様々なブランドが立ち上がり、模造品の対策や自社ブランドの高級化を目指して軸に金箔等をつかった刻印をするようになりました。
「鉛筆の製造工程」に続く

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