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どうして書けて消せるの |
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紙の上に書いたえんぴつの文字が黒く見えるのは、鉛筆の黒鉛のつぶが紙の繊維のすき間にのっているからです。
このつぶの上を消しゴムでこすると、そのつぶが消しゴムにくっつき、消しクズの中に丸めこまれてしまうために字を消すことができるというわけです。 |
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芯の硬度(硬さ)はどうやって決まるの? |
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粘土 |
黒鉛 |
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鉛筆の芯の材料は、黒鉛と粘土を焼き固めて作られていますが、この配合の割合で芯の硬さ(硬度)が決まります。黒鉛が多ければやわらかく、粘土が多ければ硬くなります。
例えば、HBでは、黒鉛が約70%、粘土が約30%という割合になります。 |
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鉛筆の軸はなぜ6角形が多いのか? |
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鉛筆に6角形が多いのは、転がらないため、持ちやすいためです。にぎった場合、必ず3点(親指、人差し指、中指)で押さえるので3の倍数である必要があるからです。
色鉛筆では、文字を書くだけでなく、絵を描くために使ったり色々な持ち方をして使いますので、指あたりのよい丸軸にしています。
また、色鉛筆の芯は、墨芯鉛筆の芯のように焼いていないため、強度的に弱く、芯自体の太さが太いため、軸が六角形であると芯と軸との表面の距離が短いところと長いところが出て、芯を十分に保護することができないと言われていました。
しかし現在は、技術の進歩により、六角形の軸でも芯を十分に保護できるようになっています。 |
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鉛筆の軸はどんな木で出来ているのか?
1本の木から何本の鉛筆が作れるか? |
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インセンスシダー |
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鉛筆の軸にする木は、北アメリカのカリフォルニア州などで育ちます。木の名前は「インセンスシダー」といいます。
たとえば、直径2メートル、高さ20メートルの場合、75万から80万本の鉛筆がとれます。 |
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1本の鉛筆でどれくらいの距離まで書けるのか? |
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芯を全部つかいきると約50キロメートルも書けます。オリンピックのマラソンの距離が約42キロメートルですから、すごい長さです。
鉛筆は他の筆記具と比較して、とても長く書けます。 |
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鉛筆の長さを決めたのはだれ? |
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長さについては172mm以上とJIS規格で決められています。
これに近い長さを最初に決めたのは、ドイツ人のルター・ファーバーとされています。1840年頃に「7インチ(17.78センチ)」にしようと提案しています。
この長さは、大人の手のひらのつけねから、中指の先までの長さからとったといわれています。
また太さはJIS規格では最大径8mm以下とされています。 |
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鉛筆の芯は鉛ではないの? |
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鉛は含まれていません。芯は、黒鉛と粘土で出来ています。
黒鉛は、炭素でできていて石炭やダイヤモンドの仲間(同素体)です。
また表面の塗料にも鉛は含まれていません。 |
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消しゴム付き鉛筆を発明した人は? |
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1858年にアメリカ人のハイマン・リップマンによって消しゴム付鉛筆が発明されました。彼はデッサン中に傍に置いた消しゴムがすぐなくなり、それを探すのがめんどうなために、鉛筆に消しゴムをセットすることを思いつきました。既にある2つの商品をくっつけるアイデア手法はハイマン法とも言われています。 |
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鉛筆のJIS 表示について |
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鉛筆JISは、昭和26年(1951年)に制定され我が国の鉛筆の品質向上に貢献してきましたが、平成10年(1998年)に規制緩和の一貫で品目指定が取り消しになり製品に刻印されていたマーク表示を廃止することになりました。
品質水準が上がったのでJISマークを付ける意味がなくなってきたためです。しかし、JIS規格基準は存続しており、現在でもこの基準に基づいて製品は作られています。 |
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低学年が濃い鉛筆を使うのは? |
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低学年児童には、よくBや2Bが推奨されますが、これはまだ自分で筆圧がうまく調節ができない低学年の子供には、少しやわらかい鉛筆の方が書きやすいからです。また、ひらがなや漢字を書くときに、日本語の特徴である「とめ」「はね」「はらい」など、文字の特徴を学ぶのに適しているからです。 |
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環境に配慮した鉛筆はありますか? |
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鉛筆の軸板の中には「節」「欠け」などがあり鉛筆に使えないものがあります。
その使えない部分を取り除いて短い端材同士をつなぎ合わせて鉛筆軸に再生しています。 |
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色鉛筆は先を削って販売しているのはナゼ? |
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12色、24色などまとめて削る手間を省くために初めから削ってあります。 |
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協力:日本鉛筆工業協同組合・株式会社トンボ鉛筆・三菱鉛筆株式会社 |
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