JAPAN WRITING INSTRUMENT MANUFACTURERS ASSOCIATION
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   ◆ 年末講演会・懇親会2024 ◆

日本筆記具工業会

2025 年末講演会・懇親会 盛大に開催
ヴァイオリニスト 石上 真由子氏 の演奏に魅せられて!
   
   本年が第23回となります年末の講演会・懇親会が2025年12月8日(月曜日)に上野精養軒で開催されました。お忙しい中、69名の多くの方にお集まりいただき、楽しいひと時を過ごしました。

 
   第1部の講演会では、本年趣向を変え、ヴァイオリニストの石上真由子氏にご登壇をいただきました。
   石上氏は、5歳からヴァイオリンを始め、8歳の時にはローマ国際音楽祭に招待をされるほどで、その後も国内外のコンクールで多数の優勝、受賞をされています。
   また、京都府立医科大学を卒業し、医師免許を取得されている異色の経歴のヴァイオリニストとしても著名な方です。
   その石上さんに「クラシックやヴァイオリンにまつわる楽しいお話と演奏の夕べ~ヴァイオリンとピアノのアンサンブル」をテーマとして、演奏をしていただきました。
   第2部の年末懇親会は、ビュッフェ形式での開催でしたので、多数の方と懇親することができ皆さん喜んでおられました。
   懇親会の冒頭、小川晃弘会長より次の様なご挨拶がありました。 「経済環境はコロナ禍の影響や国際情勢の変化により厳しい状況が続いています。JWIMAの統計資料によると、数量ベースではマイナスとなりましたが、金額ベースでは前年並み。これは付加価値の高い新製品の上市により単価が上がったため体と思われます。このことがまさに不況脱却の回答ではないか。
   来年JWIMAは設立25年を迎えます。数量、金額ともプラスとなるように、技術力を生かしユーザーの欲する製品をどんどん出していただくことをお願いします」と会員みなの士気を挙げ、万雷の拍手を浴びていました。
続いて、経済産業省松本麻子課長補佐の来賓ご挨拶。その後、宰務伸也副会長の発声で乾杯を行い、歓談に移りました。しばし歓談を楽しんだ後、西村彦四郎副会長の閉会の挨拶で懇親会を終了いたしました。
  <石上真由子氏 講演/演奏>
   司会から石上さんが紹介されると、ピアノ奏者の方と共に入場されます。
   まずは、ヴァイオリン初級者編で、石上さんがそのパーツ名称についてクイズ形式で教えてくださいました。
   本体に4本張られているのが「弦」。素材には、羊の腸が使われるそうです。
   胴体の両側にあいている穴が「f字孔」振動を外に響かせるもの。そして、外からは見えないのだが、中に「魂柱(こんちゅう)」と呼ばれる棒が入っており、このパーツがとても重要で、これが無いと、どんなに一生懸命に弾いても音が響かないそうです。(ちなみに「魂柱」と訳したのは、夏目漱石だとか)。そして、この弦を弾いて音を出すものが、「弓」。
   弓に張ってあるのは、「馬の尻尾の毛」(ちなみに、オスの毛だけが使用されている)。
   また、ヴァイオリンを弾くテクニックでは、この弓を使わずに指で弦をはじく「ピチカート」という演奏方法があるそうです。そんな、いろはから教えていただき、だんだん興味が湧いてきました。
   そして、実際に演奏をしていただきます。

当日のセットリストは、以下となっております。
 
 
愛の喜び 「クライスラー」
  このウィーン出身のクライスラーという作曲家は父親が医師で、その後ヴァイオリン演奏を始め10歳でウィーン高等音楽学校を首席卒業した人。石上さんは自分と生い立ちが似ているクライスラーに親近感を覚え、好きな作曲家だそうです。「愛の喜びは」ヴァイオリンとピアノの演奏のために作曲された、喜びを表した晴れやかな曲となっています。
愛の悲しみ 「クライスラー」
  次に、同じクライスラーが作曲した「愛の悲しみ」。こちらは、「愛の喜び」と対で演奏されることが多い曲らしく、愛と悲しみの感情が強調されており、ヴァイオリンの音色が先ほどとずいぶん印象が変わります。ヴァイオリンの演奏は「喜び」にも、「悲しみ」にも聞こえるんですね。
アイネクライネナハトムジーク(小さな夜の音楽)「モーツァルト」。
  モーツァルトの曲の中でも非常に有名な曲。通常は、弦楽四重奏または五重奏で演奏される曲ですが、先ほど紹介されたいろいろな演奏方法、テクニックを駆使してヴァイオリン1本で広がりを感じる演奏をしていただいた。
バンジョーとヴァイオリン 「ウィリアム・クロール」
  今度はヨーロッパからアメリカに移り、クロードが作曲した曲。既成概念のクラシックのヴァイオリンの曲とは違い、カントリーの香り漂う、アメリカの雰囲気を存分に感じられる一曲です。こんな楽しいヴァイオリン演奏曲もあるんですね。
スペイン戯曲:はかなき人生「マヌエル・デ・パヤ」 
  パヤが作曲した、全2幕のオペラの中の「舞曲」。この曲に合わせて、皆が舞い踊る姿が浮かんできました。
ヴァイオリンソナタ2番 「幸田延」(幸田露伴の妹)
  日本の曲です。幸田露伴の妹「延(のぶ)」の作曲。クラシック部門で日本初の作曲家。延の門下生には、山田耕作、滝廉太郎。ソナタ2番。ちなみに、よく耳にするこの「ソナタ」とは、クラシック音楽における楽曲の構成方法で、主に「提示部」、「展開部」、「再現部」から成り立っているものです。西洋形式の曲ですが、やはりどこか日本的な情緒を感じる曲になっています。
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ5番 春 「ベートーベン」
  ベートーベンというと、肖像画の印象や、「運命」の曲からどこか怖い人のようなイメージもありますが、こんな明るい曲調で、わくわくするような曲もあると紹介していただきました。「春」というタイトルも、後からこの曲を聴いた人が、感じる雰囲気で付けたもの。当時は、ピアノが主で、ヴァイオリンは脇役だったそうです。
ワルツ(映画「他人の顔」から) 「武満徹」 (サプライズの追加演奏曲!)
  予定の演奏時間を終了していたのですが、皆さんからの温かい大きな拍手を受けて、もう1曲の追加演奏をしていただけることに! 8月に発売された石上さんのCDタイトルにもなっている映画「他人の顔」の主題歌「ワルツ」。
ヴァイオリンとは?の説明から始まり、演奏曲のエピソードを教えていただいたり、幅広い楽曲の魅力が満載で、とても楽しいお話と演奏でした。ありがとうございました!
 
 
 
     (下記の写真は、その後行われた年末懇親会の様子。石上さんも参加され、CDの即売会も SOLD OUTになりました)
 
   
 

     <告知> 
石上真由子氏 公演予定
日時:2026年3月6日(金曜日)19:00- 場所:浜離宮朝日ホール
チケット好評発売中です。
 
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