JAPAN WRITING INSTRUMENTS MANUFACTURERS ASSOCIATION
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平成25年度 第12回 通常総会開催

日本筆記具工業会
2013.5.20

第12回 通常総会 数原会長から西村会長へ
   本工業会は5月20日、上野精養軒にて「第12回通常総会」を開催しました。役員の任期満了に伴う改選の結果、第七代会長に西村貞一筆頭副会長が選任されました。
   総会・懇親会での前会長、新会長のご挨拶を紹介します。
<数原英一郎 前会長>
   2年前に会長を引き受けた時は、大震災、原発事故の直後で、放射能汚染、サプライチェーンの寸断、メイドインジャパン神話の崩壊など、先がみえない時代でした。
   2008年から2010年にかけては、リーマンショックにはじまり、ドバイショック、欧州の財政危機、大震災、原発事故、超円高という時代でした。
   それでも無我夢中で仕事をやり、筆記具業界全体で何とか一歩前進できたのはすばらしいことだったと思います。今また、アベノミクスでムードが好転したことは好ましいものの、実態は変わっていません。
   これから円安の副作用であるコストプッシュインフレや消費税増税などの問題も起こってくるでしょう。私が12年前に初代会長に就任した時に、①筆記具は貿易で稼ぐ、②書くことは教育に深くかかわっており、いいものをつくる責務がある、③新しい付加価値を生み出して世界のリーダーシップを取っていくことが大切だ、という話をしました。12年経ってもこのミッションは変わっていません。
   新会長のリーダーシップの下に、世界に存在感を示し続けられるよう、みなさんのご協力をお願いいたします。在任中のみなさんのご支援に御礼申し上げます。
<西村貞一 新会長>
   私も2回目の会長就任となりますが、新任の気持ちで会の発展に尽力したいと思っています。
   さて、景気は、上場企業は円安によっていい決算を発表してきています。2、3月頃から高級品が売れるようになり、呉服も100万円以上するものが売れるようになってきたそうです。われわれの商品は店頭での販売が思わしくなく、4月までは前年比90~95%で推移してきました。5月に入って量販店で動き出し、本予算も決まって、9月頃には景気がよくなったと実感できるのではないでしょうか。あとは成長戦略もありますので、足元はまだ暗いものの、先には明かりが見えているというのが現状です。
   筆記具がこれからも発展するためには、内外問わず消費者のニーズをつかみ、それにあった商品を開発することだと思います。そのためには、ISO規格づくりで日本がリーダーシップをとることが必要です。また、TPP問題もあり、知財では中国の模倣問題もありますが、米国を見ると、日本では考えられないような特許もあり、審査の問題もあります。しっかりと目を光らせ、公平な権利確立を目指したいと思っています。
   微力ですが全力を尽くして、会の発展とみなさん方に役立つ会になるよう努力する所存ですので、皆さんのご支援をお願いします。

通常総会閉会の辞 小川晃弘副会長

ご来賓祝辞
多田俊樹日用品室長
乾杯のご発声
中島義雄常任理事
懇親会中締め
石川真一副会長

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