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◆ ISOT 2014 知的財産権特別セミナー 報告
日本筆記具工業会
2014.7.10
 
ISOT 2014 知的財産権特別セミナー 報告
東京ビッグサイト 会議棟 607・608会議室
   本工業会ならびに(一社)全日本文具協会は、ISOT 2014会期中の7月10日(木)14時から東京ビッグサイト会議棟 607・608会議室にて、100名参加のもと知的財産権特別セミナーを開催いたしました。
 
   セミナーは、ゼブラ㈱の秋山守雄知的財産部担当部長の司会で進行が行われ、第1部では、「韓国・中国における模倣品被害の実態と効果的対応」をテーマとして、金&張法律事務所    弁理士の高 利化氏と中国国際貿易促進委員会特許法律事務所 弁理士の範 立岩氏にそれぞれ両国の実態についてお話をいただきました。
 
   第2部では先の両氏に加えて、創英国際特許法律事務所 副所長・弁理士の黒川朋也氏と山本法律事務所 弁護士の松本幸太氏に講師に加わっていただき、「日本・韓国・中国における商標権の権利解釈」について、実際にあったダイソーVSダサソーの商標権侵害事件を題材にして、日中韓それぞれの商標に対する権利解釈の違いについて解説をいただきました。
   現実の訴訟では、一審判決は非類似でしたが、二審判決では商標類似と判断が覆り、商標権侵害でダサソー側に賠償金の支払いが命じられました。しかしながら、最新のニュースではダサソー側が上告せず二審判決を受け入れたとの情報が入っており、おそらく両者の間で何らかの水面下での合意があったものと考えられるとのことでした。

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