JWIMA  日本筆記具協会
JAPAN WRITING INSTRUMENTS MANUFACTURERS ASSOCIATION
ボールペンのしくみについて
 ペン先はデリケートなもの・・・
ボールペンのペン先(チップといいます)は、機械式の腕時計の部品と同様の精密加工機によって、ミクロン単位の加工精度で仕上げられています。
このチップの加工精度から、ムラのない描線となめらかな書き味は生まれるのです。金属でできていて一見丈夫そうに見えるチップは、このようにとてもデリケートです。
チップで物を突いたり、穴を開けたりといった筆記以外の使い方をすると、その先端寸法の狂いやキズの原因となります。このため、なめらかな書き味がそこなわれたり、インキが出すぎるようになったりすることもあります。
ボール径はISO及びJISによると次のようになります。
用途に合わせてお選びください。

区分

記号

油性

水性

ゲル

超極細字用

UF

0.40mm未満

極細字用

EF

0.65mm未満

0.55mm未満

0.40mm0.55mm未満

細字用

F

0.65mm0.85mm未満

0.55mm0.75mm未満

0.55mm0.75mm未満

中字用

M

0.85mm1.05mm未満

0.75mm1.00mm未満

0.75mm1.00mm未満

太字用

B

1.05mm以上

1.00mm以上

1.00mm以上

【ボール径と筆記線幅について】
   ボールの直径は、筆記線(書いた線)の幅をあらわすものではありません。
   筆記線の幅は筆記角度、筆圧、紙質などによりばらつきますので、筆記線幅の目安としてボール直径を表示しています。

   なお、油性ボールペンと水性ボールペンでは、ボール径表示が同じでも、インキ転写量(インキの出る量)の違いから、筆記線幅は異なります。
   同じボール径の場合、水性ボールペンのほうが、インキの粘度が低く、インキ転写量が多くなるので、筆記線は太くなります。


   通常筆記のボール径は、油性ボールペンは0.7mm、水性ボールペンは0.5mmが一般的です。

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