16世紀に黒鉛が発見され、鉛筆として利用される様になりましたが、当時は良い消し具が無く小麦パンで消していた様です。
  1770年、イギリスの化学者ジョセフ・プリーストリーが天然ゴムで鉛筆の字が消せる事を発見したのが、消しゴムの起源です。当時としては、大変高い物であったと推測されます。
  その後グッドイヤーにより、サブスチチュート(植物油に硫黄を混ぜて粉状にした物)が発見されて、現在の消しゴムの基ができたのです。
  2年後の1772年にはイギリスで初めて角砂糖ぐらいの大きさの消しゴムが売られるようになりました。
  その後消しゴムは、イギリスからフランスへ、さらに全ヨーロッパから全世界へと広まっていきました。
  塩化ビニールを原料としたプラスチック字消しは、1950年代になってようやく登場してきました。
   最初の日本製消しゴムは、明治26年に誕生したといわれています。品質はあまり良いものとは言えず、製図用消しゴムなどは輸入に頼っていました。
   大正時代にはいくつかの消しゴムメーカーが誕生、日本でも消しゴムが本格的に作られるようになります。
   昭和3年(1927年)に製図用消しゴム国産第1号が完成されました。
   その後、消しゴムの消す力を高める研究を続けていった日本メーカーは、1959年、世界のどの国よりも早く「プラスチック字消し」を発売しました。

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